名古屋のダイビングスクール潜水屋Ti-Da

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仮説→考察→検証→仮説→の無限ループ

しばらく続けている「方座浦 クマノミ観察日記」です。お付き合いいただければ嬉しく思います~w

 

さて、まず整理から。

方座浦のギャチというポイントで暮らしているクマノミの、体色変化に端を発した一連の事をまとめてみます。

1:性転換してるかも「もしかしてだけど~♪」

2:やっぱりしてた!「この夏、メス始めました」

3:ところでなんで同じ個体ってわかるの?「クマノミの話 番外編」

 

で、話の続きね。

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尾ビレの色がメスの特徴である白色に変化したと思ったら、腹ビレからその周辺まで色が黒っぽく変化してるやーん!で、もしかしてだけど~♪この子の血縁関係に沖縄出身の個体がいるんじゃないか?!と言う話が今回のメイン。

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クマノミにはどうやら体色が4タイプあるそうで、この画像の子は沖縄で撮影したもの。

体色が真っ黒で、尾ビレは黄+白。これオスの個体です。この個体の持つ体色を「沖縄型」なんだろうと思ったわけ。

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で、去年のオスの個体見てたら、尾ビレの白い部分が多いでしょ。

本州で良く見るクマノミのオスの尾ビレって、まっ黄色なんよ。

 

性転換後 丸

しかも性転換したら腹ビレの周辺も黒くなってきた!

だからもしかして、遺伝子に沖縄型が含まれていて、成長と共に体色に現れたんじゃないか!?この子の血縁関係の中に沖縄出身の個体がいるんじゃないか!?もしそうなら、途中どこかを経由したにしても沖縄から三重まで遠路はるばる命を繋いできたことってドラマチックだなー!

 

広大な大海原を漂い遺伝子を連鎖させていく生物たちの物語!なんて興味深いんだ!!

うぉーーー地球はドラマチックだーーー!!!

 

 

・・・と、思ってたわけ。

これでこの話は終わろうと思ってたわけ。

ところが、そうもいかなくなってきてしまったわけ!!!

肩すかしみたいでごめんやで!!!ズコーーーやでこれ!!!

 

ここまで来て色々と調べていると、お話の方向修正が必要そうという事が新たにわかってきた 汗。 色々と調べてたり過去の色んなエリアで撮った写真を見返してたら、「ん?まてよ!!」ってなってきた 大汗。

 

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僕が沖縄型と思っていたこの体色は「黒化個体」と言うそうで、なんと暮らしているイソギンチャクの種類によってこんな体色になるんだって!このイソギンチャクはハタゴイソギンチャク、方座浦のイソギンチャクはサンゴイソギンチャク。

 

と、いうことは、これがこうで、あれがあぁで、、、、

じゃあつまりこうなるはずなんだけど、、、

 

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そうかとおもったら、この柏島(高知県)で撮ったこれはなんなのよ。

 

ってなると、更に精査が必要なわけでw

 

いや~、知れば知るほど奥が深いなぁ~~

やっぱり面白いなぁ~~

 

と、ループにはまってしまったので、また話がまとまったら発表しますw

 

クマノミの話でどこまでいけるかチャレンジ中です。

伸でした(@^^)/~~~