いま!方座浦が熱い!!
生物たちの命の営みの季節。
潜り慣れたいつもの方座浦であるからこそ、気付ける事が沢山ある。
今日はそんなお話。
先日、ボートダイビングの講習で「ギャチ」に入ってきました。
ギャチのアイドル「クダゴンベ」を観察して、
風物詩であるアオリイカの卵を観察した後、
根の上のいつものクマノミの様子を観察しにいくと、
「あれ?去年はペアだったのに1匹になってる。」
時期的にそろそろ産卵して卵守ってないかな~、という期待をしていたので残念に思っていたのですが、よくよく見ると何やら違和感を感じる。
クマノミのオスとメスの見分け方は、尾びれの色。
黄色がオスで、白がメス。
ちなみに、多くの魚は状況に応じて性転換を行います。
メス→オスのパターンと、オス→メスのパターンがあるのですが、クマノミの場合は後者。オス→メスのパターン。力関係で言うと、卵を産み付けるメスが強いのです。クマノミ達は自分がメスになれるタイミングを待っているんですね~。
この画像は昨年、同じ場所でクマノミの産卵の瞬間に出会った時のもの。
左がオスで、右がメス。
このメスがいなくなってしまって、オス一匹になっていました。
こうなると、オスは「よっしゃー俺の時代がきたーーー!!!」ってことで、性転換を始めます。
なので、ファインディングニモのお父さんはそのうちお母さんになるんですね~w
これをふまえてもう一度、先日撮った一人身になったクマノミをご覧ください。
もしかしてだけど~♪
もしかしてだけど~♪
これってメスに性転換してるところなんじゃないの~~♪
とても微妙な変化ですが、白の範囲が広がってきています。
おそらく性転換を始めているものと思われます。
近くのイソギンチャクに住み着いているクマノミはまだ中1くらいの個体なので、新たなペアが出来るまでは時間がかかりそうですが、今後の経過が楽しみです。
今日も地球はドラマチックだ。
伸でした(@^^)/~~~