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あの悍ましいリモコン事件をSTP目線から その1

今回のブログの内容はいつもに比べる幾分か長編となっており、是非とも休日や寝る前の時間に余裕がある時に読んでもらいたい。通勤時間のような短い時間で話が中座するような事になれば続きが気になって仕事に身が入らない、眠りにつけない、ご飯が喉を通らない、手の震えが止まらない、目がちかちかする、などという可能性があり非常に危険です。くれぐれも気を付けてゆっくりと読み進めてもらいたい。

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それは梅雨入り前、6月の昼下がり、今日もPCに向かいメールのチェックから業務を開始する。

後に控えている説明会に間に合わせるように、私はいつものようにカタカタとキーボードを叩いていた。

「名古屋の夏は暑いぞ~~!なんせ真夏日が年間〇%#でⅧ■☆やし@ⅱ♪でぇ~~~!!!!!」

などと入れ替わりの神戸のBOSSから散々刷り込まれていたので覚悟はしていたが、残念ながらやはり少し暑いように思う。

まだまだクーラーを必要とする程ではないが、もう間もなく出番はやってくると言う事は明白であった。

そこで出勤してきた伸さんは言った

「暑っいわ~クーラーつけへん?」

「もうですか?まあ早目の準備も大切ですしね、つけましょう」

ここからであった。過去二話にわたって繰り広げられたあの忌わしいアンビリモコン事件。

まさかあんなことになるとは。しかし、この瞬間に賽は投げられたのである。

ないない (1)

説明会までの時間が迫っていた私はリモコンを探し始めた伸さんを横目にいそいそと業務をこなす。

当然、リモコンなどすぐに見つかるだろうから。

しかし、リモコンは一向に姿を現さない。チラリと様子を見た私はどうも不思議そうな顔をしている伸さんと目が合う。

「探してよ」完全に目がそう訴えている。

仕方なく手伝う事にしたが、ご存知の通り4月に転勤してきた私はどこに何が収納されているかを把握できていない。

使ったことのないリモコンのある場所など見当もつかないのであるが、横の目は黙ってはいない、

私は考えうる別の場所を探し始めた。すぐに見つかるだろうと呑気に考えていたのだ。

そうこうしている説明会の時間となり私は捜索を中断せざるを得なくなった。

皮肉なことに懸命の捜索行為のおかげで室内はより蒸し暑くなっていた。

流れる汗がすべてを物語っている。こうなれば全サーキュレーター、ON!!である。せめてもの抵抗はさせてもらおう。

私は必死に暑さを忘れる努力をしたが、水を飲みながら、耐え忍ぶ他よりなかったのである。

ほとほと探し疲れた我々はこの日の捜索は諦め、帰宅することとなった。

「やまない雨はない」そう我々は降り出した雨に願うことしかできずにいた。

怪訝そうな表情を浮かべたまま、伸さんはふらふらと夜の街に消えていった。

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次回、衝撃の事実が明らかに!!こうご期待!