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自分の感受性くらい

気になるお店や、気になる食べ物、気になる物事はとにかく試しにやってみる、やってみてから考える。こと知的好奇心は旺盛な性格なので、これなんで?と思ったことは調べてみる。現代は欲しい情報はすぐに手に入る時代。便利になった反面、試してみる前に「口コミ」「評価」に翻弄されてしまいがち。僕は自分の感性で感じたいので、成功しても失敗しても、すべては良い経験・勉強になった、と思うことにしている。自分の感受性くらい自分で決めるぜ。茨木のり子さんの詩にもあったなこれ。自分の感受性くらい

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東に病気の子供があれば行って看病をしてやり、西につかれた母あればその稲の束を負い、目の前に気になる聖水が現れたらば、迷うことなく進む。迷わずいけよ、行けばわかるさ。ありがとう。サウイウヒトニワタシハナリタイ。さて、茨木のり子からの宮沢賢治ときてアントニオ猪木を経由してからの宮沢賢治に戻るという、暴挙からのスタートとなり失礼しました。

 

なんじゃこりゃセンセーション

とても有意義な時間をもたらしてくれたこのドリンクは、正に心の聖水と言える価値を感じました。

このブログを書いたのち、遠く奄美大島からも反響を頂きましたので、今回はその続編です。

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9月末には販売されていた聖水が、10月に入り姿を消しホットドリンクに。

秋の訪れを感じながらも、アイスコーヒーを購入。

その名も「石釜焙煎 ミル挽き珈琲」キリマンジャロ100% 275mlです。

そして、なんとなんと、缶コーヒーにしては高額な、販売価格は驚異の400円!

購入した動機は「ぜったいおいしいやん!なんか高いし!ぜんぜん別物に違いないやん!」。

期待に胸を膨らませ自販機のボタンを押しました。

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味の検証をするために一般的な缶コーヒーも購入。

それでは、このコーヒーを紐解き、価値を見出していきましょう。

気になる単語を順次解説していきます。

 

気にならない方はこの辺で読み進めるのをやめといてねw

なにやら長ーーーくなりそうな気がしてきたのでw

ダイビングぜんぜん関係ないしねwww

あ、茨木のり子さんの詩はよかったら読んでみて。おススメよ。

 

 

さて、それではいってみよーーー。

まずは「ミル挽き」。これは、単にコーヒー豆をゴリゴリと粉末にしたという事ですので、機械がやろうと人力でやろうとさほど差の出るものではなさそうなので、ここは「じゃがバター」という表記よりも「ホクホクじゃがバター」というメニュー名のほうが、なんとなく美味しそうに感じる、という程度のものという解釈でよいでしょう。

 

次に英語表記について。「ミル挽きコーヒー 心と体を両回復」て書いてますね。これも特筆すべき点はなさそうです。

 

それでは「石釜焙煎」はどうでしょう。焙煎(ロースト)と言う行程は元々白っぽいコーヒー豆を煎るという作業で、あの黒くなったコーヒー豆は焙煎後の色です。これを石釜で行うことによって、何やらええ感じに水分が飛んで、ええ感じのコーヒーが抽出できるということです。フムフムなるほど。

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ちなみに、焙煎の度合いによって味の濃さと呼び名が変わります。アメリカン(薄味)やイタリアン(濃味)がこれですね。味仙の台湾ラーメンの辛さレベルがコーヒー由来なのなんでだろ~~♪なんでだろ~~~♪最上級の辛さは「メキシカン」て、急にスパイシーな表現なのもなんでだろ~~♪謎が謎を呼び知識を焙煎していく、、、、。

 

話を戻します。焙煎を石釜で行うというのは聞きなれないですし特異な点ですね。炭焼き焙煎ってのは聞いたことあります。手間も時間もかかりそうだし、遠赤外線で薫り高く煎ることができそうですが、石釜焙煎はどうなんだろう。まぁなんかええ感じになるらしいという事だけは調べて分かりました。

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残すは二つ、まずは「キリマンジャロ100%」。

キリマンジャロといば、モカ、コナ、エメラルドマウンテン、ブラジル、ブルーマウンテン等と同様にコーヒー豆の銘柄でタンザニア産のものをさします。100%という表記には、過去余り物の豆を複数種混ぜ合わせていたブレンドコーヒーとの差別化を図るという意図がありそうですね。自信満々に「キリマンジャロ100%」と表記されるとさぞかし高級品種なのだろうと思ったのですが、どうやらそうでもないみたい。。。思い込みとは恐ろしい。二本買ったもう一方、デミタスの「プレミアムブレンド」との表記は「ええ豆ブレンドしてまっせ、なんの豆かは言わんけどね」っていう事ですね。

 

最後に、ブラック無糖[コーヒー]。

ブラック無糖はよいとして[コーヒー]の表記。これ意外と大事だったりするんですよね。ビールと発泡酒の違いみたいなもんで、商品表示には規定があります。調べてみるとありました。

 

製品内容量100グラム中の生豆使用量

[コーヒー] 5グラム以上
[コーヒー飲料] 2.5グラム以上5グラム未満
[コーヒー入り清涼飲料] 1グラム以上2.5グラム未満

とのこと。

 

ここまでの情報をまとめると、この「石釜焙煎 ミル挽き珈琲」は

「なんかええ感じになる石釜で煎った、タンザニア産のコーヒー豆だけを粉末にして、1本あたり14gくらい使った400円のコーヒー」という事になります。おやおや、一気になんか普通やん、、、ってか、ん?ってなるやん、、、。まじか、なんか調べてったらヘコんできたわ。。。コーヒーについて若干知識増えたからええか。。。

 

あ、味?味はね~、そりゃーもぅ、美味しかったよ!

すっきりとした味わいで深いコクを感じたよね。

飲み比べてみてどうだったかだって?

そりゃーーぜんっぜん違うよ!当たり前やん!

マリアナ海溝よりも深いコクに宇宙を感じるほどだったよ。

目を閉じて口に含めば、それはまるで香りの小宇宙(コスモ)、、、

あぁ、芳醇で高貴な香りが僕を虜に、、、あ、今飲んだん、これデミタスやったわ。

いや、でもおいしかったで。

 

 

ぜひ、ご自分の感受性で感じていただきたい。

そんな一品との出会いに、今回もありがとう。

最後まで読んでくれてありがとう。

 

長々と何を書いているのだ、ばかものよ

自分の感受性くらい

 

伸でした(@^^)/~~~