名古屋のダイビングスクール潜水屋Ti-Da

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命芽吹く季節

こないだまで長袖着てたのに、あっという間に季節は移ろいます。

夏が始まりますね。

 

海の中は各種様々な生物たちの繁殖の季節。

新しい命が生まれています。

 

今日は奄美で出会った命の蕾をご紹介。

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卵を守るクマノミと卵。

クマノミの卵は種類によって産み立て卵の色が違います。

ちなみにこれはTheクマノミの卵。

産み立てはルビーのように深い紅。

産卵から5~6日程度過ぎて、卵のなかで魚の形になりつつあります。

 

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アップで撮るとこんな感じ。

赤い部分は栄養がつまった袋で、この養分で成長していきます。

 

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別のクマノミの卵。

眼ができて、卵の中でだいぶ魚らしくなってきています。

赤い部分がなくなると、ハッチアウト(孵化)の時を迎えます。

 

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「産卵中のハナビラクマノミ」

貴重な瞬間に立ち会うことができました。

ハナビラクマノミの卵はパールオレンジ(昔で言う肌色のこと)。

岩にお腹を擦り付けて、メスが卵を産み付けてそれを追ってオスが受精させていきます。

 

クマノミの仲間は、沢山産卵する種類で年間10回程度の産卵をします。

ハナビラクマノミの場合、多い個体でも8回程度かと思われます。

そのうちの1回に立ち会えることはとても貴重なこと。

しかもツアーのタイミングで出会えるなんて、ラッキー中のラッキー。

 

元気に育って、どこかでまた会おうな!

と、去り際に声をかけるのでした。

 

地球はドラマチックだな。

伸でした(@^^)/~~~