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「もっちの勝手に海博士」~ゼブラガニ編~

「ぐでんぐでんに酔う」という

言葉がありますよね。

「ぐでんぐでん」という言葉の

由来知っていますか?

男性に対する尊称は「貴殿」ですよね。

そこから、お酒に溺れて愚かな行動を

とってしまっている人をからかって、

「愚殿」と呼んだことことからできた言葉です。

こんな風に由来を調べてみると

面白い事が発見できるから楽しいなぁ。

今回は、ゼブラガニを紹介します。

ゼブラガニ

前回紹介した、ラッパウニに

よく共存しているゼブラガニです。

この写真はズームして撮ったので、

ゼブラガニがいるって

分かると思うのですが、

パッと見たときにどこにいるのか

探すのに見つけにくいですよね。

でも、実は簡単に見つける方法が

あるんですよ、、、

それはこれからの文章を読むと、

分かります!ワクワク!ドキドキ!(笑)

簡単に見つける方法の前に、

ゼブラガニの名前の由来は見たまんまです。

甲はしま模様、脚には斑点という、

まるで迷彩服をまとったかのような

姿のこのゼブラガニ、

ゼブラというのは

そう!シマウマのことですよね。

まぁなんとも覚えやすいこと!!

そんなゼブラガニは、

自分の住処にしているラッパウニの

トゲを上から下まで一本の線のように

刈り取って食べて、

刈り取った後の禿げた部分に住みつく

ラッパウニにとっては、

なんともはた迷惑なお話があります。

禿げた部分というのは、

いわゆるバリカンで刈られたような跡です。

この跡があるときは、

ゼブラガニがいる、またはいたという証拠です。

先程小さすぎて見つけにくいと書きましたが、

この線のことを覚えていれば、

簡単に見つけれるのではないのでしょうか。

しかし、どんどんゼブラガニについて

調べていくと「なんで?」と思うことが

1つ浮かびました。

それは、どのラッパウニも禿げた部分は

一本の線しかないということだ。

実は、まだしっかりとしたことは

判明されていないらしいが、

ゼブラガニは一匹のラッパウニに取り付いて、

トゲを食べ続け、

上下に一本の禿げを作った後は

そのラッパウニから離れて、

新たなラッパウニに取り付くという

なんとも不思議なことが

一番の有力説らしいです。

そうすると、以前に食われたラッパウニも

被害が少なく、

やがて食害された部分のトゲが

再生します。

私は、これを優しさというのなら、

こんな風にして意外にもゼブラガニは

ちょっとした優しさ的なのを持ってるのだなと

思う今日この頃でした。

ではまた。