最近ボクシングジムに体験で通い始めた。
何故なら私のお腹がポッコリンしてからもうかなりになるからだ。
薄暗いスタジオにチカチカと派手な照明。
ドンガドンガと鳴り響く重低音。
さながらクラブにでもきたような感覚になる。
しかし、いざレッスンが始まると本格的なボクササイズ。
浮ついた気持ちは一瞬で消えうせた。
心拍数は爆上がり、汗は滝のように流れ、オジサンの足腰は間も無く悲鳴をあげた。
45分が果てしなく長い。
私は音をあげてしまいそうになったが他の受講生たちはまだ懸命に食らいついている。
目の前の若い女性インストラクターは私の目を真っ直ぐ見て、「まだまだやれるよー頑張って‼︎」と弾ける笑顔で訴えかける。
……むちゃくちゃ可愛いやんけ!
おじさんは燃えに燃えた。
無事にレッスンを終え、シャワーと着替えを済ませ、スタジオを後にする。
気持ちの良い五月晴れが私を迎えてくれた。
これは暫く通うことになりそうだ。
こんにちは、西口悟史です。