今月になってようやく海に行けるようになりました。
ダイビングの仕事を始めて15年。総ダイブ数は9000本くらいかな、という僕ですが、それでも海は楽しい。ダイビングは飽きない。という事を再認識しまくっています。
しばらく行かない間に、海の中はすっかり「命燃ゆる季節」。
生物たちの繁殖のシーズンを迎え、活気づいています。
今日は、そんな繁殖シーズン真っ最中の生き物をご紹介。
【マツバスズメダイ(興奮色)】
ブルーメタリックに輝くヒレが美しいこのお魚。実は、普段はこんなに綺麗じゃないんです。
平常心の体色はこんなん↓
地味ですね~~~~www
魚ってね、繁殖行動の時や、卵を守っているとき喧嘩してるときに、体色を変化させる種類がけっこう沢山いるんです。このマツバスズメダイもその一つ。
この個体は、卵のお世話をしながら外敵から守る、育メン。
マツバ君の目線の先にある、キラキラモケモケっとした灰色っぽいとこが全部その卵。
顕微鏡モードで撮影すると、
たまごの中で仔魚(しぎょ)たちの眼が出来上がって、旅立ち間近といった雰囲気になっていました。
この季節は、自然の生物たちの命の営みを観察することができる貴重な季節。都会にいてはまず感じることのできないであろう感情を抱くこともきっと出来るでしょう。これからも、センスオブワンダーをいつも心に、こんな素敵な出会いを大切に、そっと優しく観察させてもらおうと思います。
今日も地球はドラマチックだ。
伸でした(@^^)/~~~