もれなく全員の身分を証明させていただき、ようやく本題へ。
この場所はガイドのクマさんが、長年かけてサケの遡上を観察し続けている場所。
ここに辿り着くまでに他の川を200箇所以上も視察してきたそうです。サケの数、川幅、水量、観察・撮影のし易さ等々、たーーーくさんの場所を見てきて、この場所が最も適した環境であるという事に辿り着いた、とのこと。
現地ガイドさんの見えない努力って、ご本人からこれ見よがしに言われる事も少ないし、感じにくい部分だと思います。僕は現地経験があるから、自分からは「僕頑張ってるんですよーー!」なんて言いにくいけど、そこをわかってほしいと思う気持ちが良くわかります。だからティーダのみんなにはわかってほしい。ガイドさんが見せてくれる景色が当たり前に見ることができるものではないという事も。いろんなガイドさんがいるけど、クマさんは職人さんだな!好きっすクマさん!
潜る前にガイドさんの力量や熱量って感じるよね!
熱いなっ!!!って感じれた時って嬉しいよね!!!楽しみ倍増するよね!!!
リョウさんにイラストを使った入念なブリーフィングをして頂いて、観察・撮影のコツをイメージさせてもらって!
GO---!!!!
命尽きて浅瀬に流れ着いた個体を横目にスタンバイ。
太陽が傾き始めて西日が差しこみ、シチュエーションとしても絶好のタイミング。
川面に顔を付けると・・・
うおーーーーーー!!!!!!おるおるおるおるおるおるおるおるおるおるおるおるおるおるおるおるおるおるおるおるおるおるーーーーーーーー!!!!!!!!クレイジーダイヤモンドーーーーーー!!!!!!!!一発目はそりゃー興奮するよ!!!!
まてまて、これでは写真を撮る精神状態とは言えないな。
一通り興奮しまくったら、さて次は撮影。
深呼吸をして、高鳴る鼓動をグッとこらえ、精神を集中させる。
目の前の世界をしっかりと見て、ファインダーを覗く。
ゆっくりと、落ち着いて、イメージを沸かせる。
静かにシャッターを切る。
タイトル「命の故郷」。
大きく育って自分の生まれた故郷に帰ってくる。それはすなわち自分の死を意味する。
新しい命を、種を繋ぐために、自分の命を懸け、本能に従って生ききる。
最後の役目を終え、力尽き水中に横たわる者の傍らで、
自らの命も全うしようとしている者が懸命に生きている。
静かな里山の川で、悠久の時を経て繰り返される命の連鎖。
川面に顔をつけなければ、これほど心震えることもないでしょう。
いや~、感動しちゃったな~~
ぜひみんなにも見てもらいたい。
しばらく水中写真ブログで続けます。
伸でした(@^^)/~~~