名古屋のダイビングスクール潜水屋Ti-Da

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みちのく3人旅 2日目は海

さー今日はまず海じゃーい!

 

結婚生活3年目(風)の二人に同伴させていただいて、2日目はビーチエントリーでのダイビング。

リアス式海岸の浜ということで、景色はやはり三重県の海に良く似てる。

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朝の浜辺を散歩する3年目。

まぁ歩いてって言ったんだけれどもw

それにしても風もなく穏やか~

極寒を予想していてびびりまくってたので良かった~

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3年目のバディ。

せっせと準備して~

クマさんのブリーフィングをしっかり聞いて。

1本目ほないこかーー

 

「防潮堤エリア」へ。

 

防潮堤とは、高潮や津波の被害を防ぐための堤防のこと。防波堤のほうが耳馴染みがあるかと思いますが、より大規模なものとしてイメージしてもらうとよいかな。このポイントでは、震災の津波被害で元々あった防潮堤が全壊し海中に沈んでしまった様子を見ることができるとのこと。

 

「いまは地形のポイントみたいなイメージで使ってます~www」

と笑顔で語るクマさんが印象的でした。

 

そういえば前の晩、監獄の壁のように海岸線に張り巡らされた巨大な防潮堤の話をしていた時に「防潮堤もみんなが楽しめるように活用できないかと思って、ウォールアートしましょうって活動してるんです。法的になかなか前に進まないんだけどね~w」と言ってたな。

 

下を向いてばかりじゃ何も始まらんじゃん!ってことだな。

それを行動に移して、沢山の人たちの笑顔に変えようとするクマさん。

めちゃくちゃかっこええ。

服や、髪形や、車や、見た目なんてどうでもいい。

こういうメンタリティの人が一番かっこいいと思う。

 

よし、この一本も全力で楽しもう。

ビーチ8

なんと。。。

 

この規模の、この大きさのものが跡形もなく海中に引きずり込まれたのか。。。

 

ビーチ1

入り組んだ迷路のような瓦礫の中を散策していると、探検しているようで、ワクワク。

 

ビーチ2

地形巡りをしているドキドキワクワク感と、震災の恐ろしさ自然の力の強大さに圧倒される気持ちが同居する感覚。

 

ビーチ3

瓦礫に生まれる新しい命たち。

これ「マボヤ」です。珍味として珍重されるホヤ。お酒のアテにぴったりなんです。

 

ビーチ4

びっしりと覆い尽くす景色は、北の海ならではのもの。

瓦礫の隙間から差し込む光と、芽吹いた命。

恐ろしさ、逞しさ、美しさ、いろんな感情がない交ぜになった感覚。

 

ビーチ5

かたや、震災によって海のバランスが崩れ、ウニが大量発生し海藻が生えない「磯焼け」の現象が起きているエリア。

 

ビーチ7

そこらじゅうにウニ、ウニ、ウニ。

 

ビーチ6

ちっこいヒトデとウニ。

海藻を主食とするウニは大量に発生してしまうと、根こそぎ海藻を食べつくしてしまう。

 

防潮堤を張り巡らせたことで、海洋生物のバランス影響が出ている部分もあるのだそう。巨大な防潮堤は、人間の生活にとっては多少の安心感は増したかも知れない。でも、多くの人間が目にすることのない海中では、いろんな海の住人が住む場所を奪われている。実際に、防潮堤建設についても賛否両論あったそうです。

 

とっても難しい問題だけど、目をそらして人間本位になってしまってはいけない事。

感慨深い一本になりました。

 

書きたいことはたくさんあるけど、こんど酔っぱらった時にでも語りだしますわw

伸でした(@^^)/~~~