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「もっちの勝手に海博士」〜オルトマンワラエビ編〜

ふと思いついた学校あるある。

校長先生の話が異様に長いこと。

とてもいい事を言ってるのだと思うけど、

どうしても右から左へと聞き流してたことが

多かったあの頃、、、校長先生ゴメンナサイ。

もう少し短く話してくれたらよかったのにと

今でも思ってしまうもっちですhey!

さーて、今回はオルトマンワラエビについて

語っていきます!

今回は少々長いですが最後まで

お付き合いお願いします!!

オルトマンワラエビ

 名前はエビ、姿はカニのようで、

実際はヤドカリの仲間です。

なんとも矛盾してるオルトマンワラエビ。

でも私はですね、初めて

オルトマンを見たときは、

エビやカニみたいとは思わず、

水中に住んでるクモやん!って思いましたね。

で、調べてみると、英名は

「Ortmann’s spider-crab」

直訳するとオルトマンの蜘蛛ガニ。

私の感性合ってる!!(笑)

でもヤドカリの仲間なんです。

1対のハサミと3対の歩脚を持っていて、

第5脚は目立たないです。

これがヤドカリの仲間の特徴です。

そしてそして、ヤドカリの仲間といえば、

ズワイガニもヤドカリの仲間なんですよ。

知ってました??

このオルトマンワラエビと

めっちゃ似てる

ホシゾラワラエビという生物がいます。

でもそのホシゾラは奄美大島や琉球列島にしか

生息していないのでなかなか見る機会が

ないような気がします、、、。

違いとしては脚の部分が

オルトマンより細く、脚についてる白い模様が

細かいという違いだけなんですって。

絶対見分けれないや、、、。ダメだあかん(笑)

そんな、オルトマンワラエビ、

写真初心者でもたっくさん撮れます。

なぜなら近寄ってもあまり逃げないから。

ありがたや、ありがたや~。

そもそもの話、私はオルトマン、オルトマンと

めっちゃ連呼してますが、

オルトマンさんという方が見つけたから

オルトマンワラエビと名付けられました。

この方は、ドイツ出身で

小型のエビやルーム貝の研究で

有名だったようですよ。

さらにさらに、今では

オルトマンワラエビという名前ですが、

2001年まではムギワラエビと呼ばれていました。

そのムギワラエビを見つけたのも

オルトマンさん。 すごい、、、!!

そんな、オルトマンワラエビの正式な学名は

「Chirostylus ortmanni Miyake & Baba, 1968」

三宅さんと馬場さんが1968年に

発表したらしいです。

発見はオルトマンさんですが、

発表したのはこの2人ということですね!

本当は「ミヤケ・ババ・ワラエビ」となっても

不思議ではありませんが、

ワラエビを100年以上も前に分類した

オルトマンさんに敬意を表して命名されたのが、

「オルトマンワラエビ」のようです、、、。

いや~生物の語源を探ると

面白いことが発見できるなぁ。

今回はちょっと長くなりましたが、

これにて終了。

ではまた!!